
STEP 8:データで筋力測定! 売上分析&改善トレーニング(3ヶ月目・2週目)
出版はゴールじゃない、スタートだ! データと読者の声を力に変える分析・改善トレーニング
8-1. なぜ分析と改善が必要なのか?
あなたはすでに「出版」を成し遂げた著者です。
でも、本当の意味での“著者力”が磨かれるのは【出版した後】。ここで必要なのが、《分析→改善→再挑戦》という“成長サイクル”の構築です。
🔸改善が必要な理由
出版結果を数値で見て、現状を把握するため
読者のリアルな声を元に、自分の弱点と強みを知るため
次の出版に向けて、成功確率を高める戦略が立てられる
達成感だけで終わらせず、“成長のモチベーション”に繋げる
🏋️♂️ 筋トレと同じで、成長の秘訣は「振り返りと修正」です!
8-2. KDPレポートを読み解く:売上データ分析
Amazon KDPの管理画面では、出版後の成績表=「レポート」を確認できます。
KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)のレポートダッシュボードにアクセスするには、以下のURLをご利用ください。
✅ 最初に見るべき3つの指標
注文数(販売数)
→ 有料で何冊売れたか。紹介文や表紙、価格戦略の影響を見るポイント。KENP(既読ページ数)
→ 読み放題ユーザーがどれだけ読んだか。内容の面白さ・読みやすさを示す。ロイヤリティ(印税額)
→ 実際に得た収入。キャンペーンやSNS投稿との因果関係を見る。🔹活用アクション
「キャンペーン後に売上が伸びた?」を確認
「読み放題で伸びた本の冒頭」は、内容が刺さった証
「反応がなかった週」を分析し、対策を立てる
💡 ジムトレーナーTip: 最初は数字の変動に一喜一憂しすぎず、まずは「自分の本がどんな風に読まれているか」の全体像を掴むことから始めましょう。データは客観的な事実を示してくれます。
8-3. 読者レビューを“宝の声”として活かす
レビューは、読者という“専門家”からのフィードバック。
🔸レビュー分析のステップ
星4〜5レビューの活用
「何が良かったのか」を把握する
自分の“強み”や“伝わった価値”が見える
次の本や紹介文にその要素を入れる
星1〜2レビューの受け止め方
「どこがわかりにくかったのか」「何を期待していたのか」に注目
同じ指摘が複数あるなら、そこは“改善ポイント”
感情的なもの・内容に無関係な批判はスルーでOK
レビューの声を“見える化”しておく
感謝すべき読者の声を、自分の学びメモに
モチベーション低下時の“応援メッセージ”として活用
8-4. 書籍改善トレーニングメニューを立てよう!
数字と声が集まったら、次にやるべきは「改善の実行計画」。
🔹ケース別の改善アクション例
内容は読まれているが、有料で売れていない
表紙・紹介文の改善(魅力が伝わっていない可能性)
タイトルや価格帯の見直し(クリックされづらい可能性)
無料キャンペーンが伸びなかった
告知不足(SNS投稿やストーリーズのタイミングを工夫)
表紙とタイトルのインパクトが弱いかも?
レビューで「難しい」と言われた
AIに「初心者向けに書き直して」とリライトを依頼
イラストや図解の追加を検討(特にビジネス書)
誤字・脱字が指摘された
Wordの校正機能 or 外注によるチェックを導入
読み上げ確認で“聴覚チェック”をするのも効果的
「〇〇の視点がよかった」と褒められた
その視点を深掘りして続編を企画
紹介文やSNS投稿でその強みを“前面に打ち出す”
✨電子書籍は「更新可能」なのが最大の強み!改善して再アップロードすれば、すぐに反映されます。
【朗報!】Kindle本はいつでもアップデート可能!
紙の本と違い、電子書籍は出版後でも原稿や表紙の内容を修正し、更新することができます!(KDPの管理画面から修正したファイルを再アップロードするだけ)
読者の声やデータ分析に基づいて、あなたの本をどんどん良くしていくことができるのです。
これも電子書籍の大きなメリットです!
STEP 8 のトレーニングはここまでです!
あなたの本の「成績」を読み解き、それを力に変えるための分析・改善トレーニングを行いましたね。著者としてのレベルがまた一段上がりました!
次のステップでは、これまでの学びを土台に、さらに進んだ応用テクニックの世界を少し覗いてみましょう!